6月23日に
国分寺市にふるさとをつくる会の「多摩に歩く会」がありました。
今回は、武蔵野線の北府中駅から下河原線の廃線跡の緑道を歩き、高安寺から新田義貞ゆかりの史跡を訪ね、最後は、郷土の森博物館の「あじさい祭り」を鑑賞しました。
北府中駅から府中街道を南に歩き、すずかけ通りの跨線橋から北府中駅の方角を見たところです。武蔵野線はここから地下に潜りますが、左側の1段高い部分が旧下河原線の軌道の跡です。

すずかけ通りを渡ったところから、旧下河原線の軌道の跡を利用した下河原緑道が始まります。緑道のところどころに緑道の地図が掲示されています。今回のルートがだいたい分かりますので
ご覧ください。
少し行くと、甲州街道の手前に「下河原線広場公園」があり、軌道の一部が保存されています。
旧下河原線について、
説明板がありました。ウェブサイトにこんな
資料もありました。興味のある方はご覧ください。

しばらく下河原緑道を歩きます。

旧甲州街道まで来ました。ここから先の下河原緑道は、「鹿島坂」と表示がありました。
説明板がありましたので、興味のある方はご覧ください。

ここから下河原緑道を離れて、旧甲州街道を東に少し行くと、
高安寺があります。現在は、曹洞宗の寺院ですが、室町時代に、足利尊氏により武蔵国安国寺として建立されたもので、さらに遡ると、平安時代の藤原秀郷の居館を、見生寺に改めたのがこの寺の始まりと伝えられています。
この場所は、分倍河原を眼下に望む段丘の上に位置するので、戦の本陣が置かれ、度々の合戦により伽藍が消失する災禍に見舞われています。
説明板がありましたので、興味のある方はご覧ください。


境内には、府中名木百選のクスノキがあります。樹高13m。

境内の裏手のハケを下ったところに「弁慶硯の井」があります。義経が兄頼朝の怒りにふれ、鎌倉入りを許されなかった時、ここに滞在し、赦免祈願のため大般若経を書写する折に、清水を汲み取ったとの言い伝えがあります。

ここからお寺の裏を抜けて、分倍河原の駅に向かいます。駅前に新田義貞の騎馬姿の像があります。新田義貞については説明するまでもありませんが、新田義貞と像建立の経緯を説明した
掲示がありましたので、興味のある方はご覧ください。

更に南に行くと、新田川分梅公園があります。ここに、分倍河原古戦場跡碑がありました。
説明板がありましたので、興味のある方はご覧ください。

新田川分梅公園の中を新田川が流れています。この流れは、
府中用水の分流です。公園内には、新田川から水を引いたせせらぎが作られています。

新田川に沿って緑道が整備されていて、気持ちよく歩けます。府中郷土の森博物館に向かって歩きました。

府中郷土の森博物館では、「あじさい祭り」を開催中でした。園内のそこかしこに
アジサイが植えられていて、目を楽しませてくれます。


この白い花は、
アナベルという品種です。

これは、「モミジの滝」。

「水遊びの池」では、小さい子供がお母さんと遊んでいました。

園内にビヨウヤナギが咲いていました。

見学はここでおしまい。下河原緑道を歩いて府中本町駅まで戻りました。
緑道の途中に、ノカンゾウ(野萱草)が咲いていました。

その傍には、ヤブカンゾウ(薮萱草)も咲いていました。
posted by m.ono at 22:42|
歩く会参加日記
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