早速、高尾駅北口付近の植物の観察です。
オオモクゲンジです。あまり見かけない珍しい木です。茶色い袋状のものは実です。

これはネナシカズラ。針金のような茎が他の植物に巻き付き、それに根を入り込ませ栄養分を横取りします。発芽直後は土に根を張るが、寄生根を出すと地中の根は枯れる、100%の寄生生活です。

これはオオブタクサ。

広い場所のある熊野神社に移動して開会式です。社殿の左側にある巨木は、ケヤキとシラカシが根元で一体になっている御神木です。恋人伝説があり、縁結びのご利益があるとか。


神社の境内にナギの木が植えられています。熊野神社の御神木とされている木だそうです。葉は長卵形ですが、針葉樹です。葉脈が縦方向に平行なのが特徴。葉を縦方向に引っ張っても容易に切れないことから、夫婦円満や縁結びにご利益があるとされています。実が成っていました。

甲州街道に架かる歩道橋の上から撮りました。イチョウ並木です。大正天皇陵「多摩御陵」の完成に伴って植樹されました。甲州街道追分町交差点から高尾駅北口前までの約4kmにわたり、約770本が植えられています。茶色に色づいているのは、銀杏です。

ここから旧甲州街道を歩きました。道の脇に水路が流れていて、気持ちの良い道です。

水路に覆いかぶさるように、シュウカイドウが咲いていました。

古道橋を渡って、陵南公園の入口にコスモスが咲いていました。キバナコスモスに交じって普通のコスモスもあります。葉の形が違います。普通のコスモスは細くて弱々しい。コスモスの花にツマグロヒョウモンが止まっていました。

公園の中にホルトノキがあります。「ホルト」とはポルトガルのことで、平賀源内が命名したとのことです。

公園で昼食です。その後、多摩御陵に向かいました。その途中の公園内にヤマボウシが赤い実を付けていました。

ゴールは多摩御陵です。現在は、正式には、「武蔵陵墓地」と呼ぶそうです。陵内には、アシウスギ(北山杉)の大木の参道があり、神聖な雰囲気でした。
