新型コロナウィルス感染拡大で異常事態ですが、人混みでない屋外ということで、3月26日に
根川の桜を見に行きました。
多摩モノレールの柴崎体育館駅から
根川緑道を下流に向けて歩きました。甲州街道をくぐったところから根川貝殻坂橋までは、根川の自然の姿が残っていて、桜が見事でした。


桜を見た後は、矢川の方へ水路をたどって歩きました。
ポイントを紹介します。
【若山牧水の歌碑】
根川緑道のところどころに歌碑があります。その一つ。若山牧水の歌碑です。
「多摩川の あさき流れに石なげて あそべば濡るる 袂かな」
と彫ってあります。歌碑の両脇に青いハナニラがきれいでした。

【柴崎分水合流点】
根川が甲州街道をくぐったところに柴崎分水の合流点があります。写真中央の丸い土管だそうです。

【根川貝殻坂橋】
根川を市民運動公園を右手に見て陸上競技場が外れるところまで来ると、根川貝殻坂橋が架かっています。
説明板によると、「その昔、土中から蛤の殻が夥しく出た」ことから貝殻坂と呼ばれていたとのことです。
根川はこの後すぐに多摩川に合流します。橋を渡り、今度は左岸を歩きます。

【伊藤単朴の墓】
しばらく歩くと、道の左手に伊藤単朴の墓があります。
伊藤単朴は江戸時代中期の談義作者です。

【府中用水取入口と緑川排水口】
少し行くと多摩川の分流から取り入れる
府中用水の取水口があります。そのすぐ下流側には緑川の排水口が交差する形になっています。左の写真の手前が緑川の排水口、府中用水取水口はその向こう側です。府中用水は田圃のある時期だけ取水されるので、この時期は流れていませんでした。
府中用水については、こちらの
説明板もありました。

この後、多摩川の土手に出ます。晴れていて、富士山がきれいに見えました。

【万願寺渡船場跡】
しばらく土手を歩きます。中央高速道路にぶつかる少し手前に万願寺渡船場跡の
説明板があります。ここからは多摩川を離れて北に向かいます。
【谷保堰】
再び府中用水にぶつかったところに、府中の本流に向かう用水と谷保の田圃に向かう分岐点である谷保堰があります。右が本流、左が支流です。説明板には「用水の配分は米の生産に関わる一大事で、関係農民の間で水の配分をめぐって、しばしば水争いが起きたと伝えられています」とありました。

【ママ下湧水】
さらに北に行った崖下のところに
ママ下湧水があります。崖線に沿っていたるところから水が湧き出ています。その水が小川を作って、府中用水の支流に流れ込みます。穏やかな春の陽気だったので、幼い子が母親と水遊びに来ていました。

【矢川おんだし】
ママ下湧水からの流れが府中用水の支流に流れ込むところに、北の矢川緑地の湧水からの流れである矢川も合流します。ここは「
矢川おんだし」と呼ばれています。

【滝乃川学園内の矢川】
「矢川おんだし」から矢川を少し遡りました。矢川は、滝乃川学園の中を縦断して流れています。

ここから先、ぶらぶらと城山公園と谷保天神を通って谷保まで歩きました。
のどかで良い散策コースです。
posted by m.ono at 16:17|
諸々の活動日記
|

|