12月1日に法政大学市ヶ谷キャンパスで開催された「
多摩から江戸・東京をつなぐ水循環の保全と再生 第3回シンポジウム」に参加しました。
今回の主題は、「市民が選ぶ玉川上水と分水網の関連遺構100選」でした。
選定の目的は「各地域に刻まれた遺構や痕跡をたどり、羽村堰から玉川上水と分水網、江戸市中、東京湾まで連なる膨大な自然・歴史文化の展開を実感する」ことであり、文化財としてではなく、市民が大切に思い残しておきたいと思っているところを選ぶものです。
関連市民団体から提案された229件の中から、7名の選考委員の協議により106件が選ばれました。
国分寺からは、
①「国分寺を潤す水路」として砂川用水(南野中分水)
②「榎戸水車遺構」
③「恋ヶ窪分水復活遺構」
の3件が選ばれました。
正式には来年3月頃に公表される予定です。
シンポジウムはその後、玉川上水の水を外濠に通水するプロジェクトの現状報告とパネルディスカッションがおこなわれました。外濠通水に関して、少しづつではあるが、行政が動き始めているとの、力強い報告がありました。「通水からはじまる、東京の健全な水循環」「先人が苦労して培ってきたものを、我々はどのようにして後世に残してゆくか」報告者とパネリストの熱い思いが伝わってきました。
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posted by m.ono at 08:30|
諸々の活動日記
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